今回はel:cidのshigetaさんとの2回目のインタビューです。
このインタビューには約35の質問が含まれており、el:cidのshigetaさん自身についてより深く知ることが出来ます。 ぜひお読みください!
el:cidのEP「Cry for the Moonlight」は、さまざまなWebサイトで配信リリースとして購入できます。
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shigetaさん、2回目のインタビューありがとうございます!
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el:cidの結成日を覚えていますか? また、el:cidが解散した日付を覚えていますか?
結成は学生時代です。1990年頃
活動休止は1996年?の9月ごろです。
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どのようにして各メンバーと出会いましたか? クラスメートでしたか? それとも別の方法で会ったのですか?
ギターのkairiと、ドラムのmichitakaは小学校からの付き合いで、ベースのkenjiは高校からの付き合いです。全員、学生時代からの友達です。
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バンド名の意味、由来は何ですか?
Eからはじまる音の響きで決めました。言葉の意味は全く関係ありませんw
エルシードという、音でバンド名を決めてから、アルファベットで表記するために、el:cidの字をあとからあてはめました。
el:cidは、スペインの国土回復時代の英雄で1961年に映画のモデルになった人物ですが、バンド名の由来とは関係ありません。
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ステージでメイクをしようと思った理由は何ですか?
自分のやりたいバンドの理想系が、 BUCK∞TICK, D'ERLANGER, DEAD END等だったので、自然とメイクしていましたね。あと、人前に出るなら、多少なりとも、きれいにした方がいいと思っていました。
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ビジュアル系という言葉がメイクをするバンドに使われるようになりました。その言葉を採用しましたか? それともその言葉に違和感はありますか?
自分たちから、ビジュアル系と名乗るような場面もありませんでしたが、ライブハウスのブッキングでは、今でいう、ビジュアル系のバンドとの対バンが多かったので、きっと、ビジュアル系のカテゴリーに入っていたのではないでしょうか。オーディエンスが、ビジュアル系だと判断したら、ビジュアル系だと思います。
仮に、違和感があるとしたら、オーディエンスが、el:cidを観てビジュアル系ではないと感じるということだと思います。
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最近ではビジュアル系シーンが大きく変わってきました。現在のシーンをどのように見ていますか?
ビジュアル系というくくりも、ボーダレスになってきているような印象でしょうか。楽曲もいろいろなジャンルの要素が入っていますからね。K-popもビジュアル系に見えます(笑)
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面白いです!、k-popはビジュアル系のように見えますか?! 男がイケメンに見えるから?完璧な男の子?w
髪型とメイクですね。当時は、バンドマンしかあのようなメイクをしていませんでした。ゲームのキャラクターなんかもビジュアル系にみえます。要するに、当時のビジュアル系のファッションが定番化して巷に溢れているということですねw
そういう意味でも、ビジュアル系という概念が広範囲に広がっている印象です。
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当時の対バン相手にはどんな方がいらっしゃいましたか?
La:Sadie's, MASCHERA, DEVELOP=FRAME, Flèches d'amour, DlociA, Romance for~ 等ですね、他にもたくさんいいバンドはいましたが、関西圏のバンドは対バンが多く印象に残っています。
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過去に戻って、東京のイベントにも出演したことはありますか?
目黒鹿鳴館でライブはしたことありましたが、イベントではなく通常のツアーという形です。
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el:cidのライブで今でも印象に残ってるものはどのライブですか?
SEに、竹内まりあのシングルアゲインがかかった大阪のYANTA鹿鳴館のライブです。客席から失笑する声が聞こえてきて、ステージに上がるときのモチベーションに困りました。こちらの完全なミスですw。その日のライブのSEをギターのkairiが用意することになっていて、kairiがPAさんに渡した音源が竹内マリアでした。完全なミスです。
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el:cidとしての活動の原動力は何ですか?
一緒に過ごして楽しいとか、メンバーとの人間的な繋がりがモチベーションだったと思います。
ライブ前の移動が一番楽しかったかもしれません(笑)
バンドをする理由が音楽を作ること、ライブをすることでした。具体的な目標があるという感覚はなかったかもしれません。曲が完成したら、その都度、それなりに達成感はありましたが、活動としては、不十分ですね。達成感はありませんね(笑)
現在でも、メンバー全員と連絡は取っています。グループLINEもあります。
活動休止後、ドラムのmichitakaは、DlociAに加入する予定でしたが、個人的な事情で加入せず引退しました。ベースのkenjiは、ジャズに転向して、趣味で時々演奏などしています。
ギターのkairiは完全に引退しました。私は、アキヲと時々、楽曲制作などしていました。
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1996年に解散し2020年に再び配信をしようと思ったキッカケは何ですか?
新型コロナの影響で時間ができたことが大きいですね。
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8月7日のEP「Cry for the moonlight」をリリースされましたね。
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なぜ EP「Cry for the Moonlight」というタイトルにしたのですか?
メンバーの同意が一番得られるタイトルでした。
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このEPを作成した一番のインスピレーションは何ですか?
眠らせてしまった楽曲に対するレクイエムですね。
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「2020」に参加しているO.4.Dさんはex-BEAST のNAGANOさんです。彼は師匠だと以前仰っていましたが今回参加されたキッカケは何ですか?
NAGANOさんとは、10代の頃から、リリースに関係なくお互いの曲を聴きいて、感想を伝えたり、アドバイスをもらったりするなどの関係を今も続けています。その中で、過去の曲を眠らせておくのはもったいないとの言葉をいただいたので、NAGANOさんと相談しながら、リリースの準備を進めていました。その過程で、今回、2020に参加いただけることになりました。
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今回のEPの選曲はどのようにされましたか 。
O.4.D氏とメンバーに相談して決めました。
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EP「Cry for the moonlight」の それぞれの歌詞のコンセプト教えてください。
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M1
Cry for the Moonlight
月明かりの下で、トラウマを抱えることになった人間が、自ら死ぬこともできずに苦しんでいる様子です。
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M2
Crying limit
恋愛だけではなく、人を失う喪失感を表現しました。
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M3
2020
元々、winterというタイトルの曲ですが、仮タイトルが、2020だったので、夏場のリリースということもあり、仮タイトルを採用しました。歌詞は、すべてが、白銀に映る世界で、自分の道を見失った状況です。
基本的に歌詞は、全て救いがないというか、打ちのめされた直後、立ち上がるまで少し時間がかかる状況が多いです。
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自曲の中で特に気に入っているものはどの曲ですか?
NAGANOさんお手伝していただいた、2020ですね。
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今回制作された3曲を振り返って思うことは何ですか?
「Cry for the moonlight」「Crying limit」は、レコーディング当時、O.4.D氏に同席していただき、アドバイスをもらっていたこともあり、バンドしても個人としても、特別な思い入れがあります。
「2020」は、シンプルに、自分の好みを全面に押し出しせた曲なので、個人的には満足しています。また、O.4.D氏に参加していただいたおかげで、世界観に幅がでて、自分が求めていた音に近づいたと思います。
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el:cidの歌詞はとても暗くて憂鬱ですが、そのような歌詞を書くインスピレーションはどこで見つけましたか
理由もなく孤独の中で迷い、自分を疑い、時には人に罪を背負わせ、人を恨んだりしながら、それを反省している。人間が生まれたときから理由もなく抱えているそれらの感情です。
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el:cidの楽曲は独特の世界観がありますが、楽曲作成で意識していることはありますか?
楽曲を作る段階では、ジャンルにこだわりなく作りたいものを作っていますが、最終的にel:cidのラベルに合うものを選ぶので、ラベルの世界観は意識しています。
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現在、新しい曲も録音していますか?それとも、過去の曲をしばらくリリースするだけですか?
新曲は数曲録音したものがあります。新曲のリリースに関しては未定ですが、過去の未発表曲については、リリースを検討しています。
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発表されていない曲は何曲位ありますか?
10曲以上はありますね
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まだ未発表曲が10曲以上あるのですね! まだ保存されているのでしょうか?それとも悲しいことにデジタル化されなかった曲もあるのでしょうか?それともデジタル化できない曲もあるのでしょうか?
マスタリングはしておりませんが、デジタル化して保存しています。 MTRで作成したデジタル化していないものも含めるともう少しあります。
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shigetaさんについて話しましょう。
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まず、自分自身を好きな漢字一文字で表すと何ですか? そして、なぜその漢字を選ばれた理由を教えてください。
「誠」です。嘘や偽りなく自分の心に正直に生きたいということです。
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なぜボーカリストになりたかったのですか?
元々、ギタリスト志望でしたが、バンド結成時に、ボーカルをやる人間が見つけられなかったので、仕方なくボーカルになりました。
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NAGANOさんと実際に会ったきっかけは? shigetaさんはあなたが十代の頃から彼を知っていると言いました。
当時、まだ、学生でしたが、Amphibianのローディをしていた方と知り合いローディを探していると声をかけてもらったので、ローディをすることになり、そのバンドにNAGANOさんがいました。そのバンドがBODY DEPTHです。
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どんなアーティストや出来事がshigetaさんに最も影響を与えましたか?
影響を受けたアーティストはたくさんいますが、同じ京都のD'ERLANGERの影響が一番大きいですね。基本的に社会不適合者で、うまく世の中に馴染めず、現実逃避の一つが音楽でした(笑)。
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最近ではどのような音楽を聴いていますか?
ここ最近は、Ministry、Massive Attack、Bring Me the Horizon、Troye Sivan、Björkなどの洋楽と、she in the haze、king gnuとwack系、松隈ケンタ氏の楽曲の邦楽ですね。あとは、気分に合わせてジャンルを問わずに色々聞いています。
直近で、一番聞いた曲は、 DEAD ENDのI'M IN A COMAです。
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el:cidの作品に影響を与えた映像作品
JUSTY NASTY
LOVE TOUR -LOVEVIL-
LOVE TOUR 2 -LOVEVIL-
TOO BAD ~LIVE+CLIP
SOFT BALLET
TOUR 1991 Ariake Coliseum
ZI:KILL
DESERT TOWN TOUR 1991
DEAD END
HYPER d.
D'ERLANGER
INCARNATION OF EROTICISM -Live at Hibiya-yaon
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行きたい国はどこかありますか?
南フランスです(笑)
シンプルに景色が見たいです。
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好きな映像作品は何ですか?
天空の城ラピュタです。
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影響を受けた映像作品をいくつか教えてください。
デレク・ジャーマンのブルー
ジャック・ベネックスのベティブルー
ジュネのアメリ・ロスト・チルドレン
ガイリッチのロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
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好きな本は何でしょうか?
井上靖 しろばんば
三島由紀夫 金閣寺
夏目漱石 こころ \
村上春樹 ノルウェーの森
カズオイシグロ わたしを離さないで
シュナの旅 宮崎駿
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あなたを笑顔にするものは何ですか?
ちょっとした、人のやさしさに触れたときです。また、そういう動画を見たときですね。
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将来の究極の目標は何ですか?
Depeche ModeのHomeのような曲を作りたいです。
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COVID-19は今、世界中で本当に大きな問題です。 どのように直面しますか? 何か影響はありましたか?
他人に迷惑をかけないように、自らの行動に責任をも持つようにしています。
感染させない、感染しないように気を付けています。
コロナの影響で、プライベートの時間が増えました。
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ファンに向けて、アーティストとしての信念や座右の銘があれば教えてください。
CARPE DIEM(今を生きる)です。
わからないことを考えて不安になるより、今できる楽しいことをする。心配や不安になったら、とにかく好きな音楽を聴いてください。
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最後に、ファンと読者の皆様へメッセージをどうぞ!
音楽には、時間と空間を超越する力があると思います。また、音楽には魂についた傷を癒す力もあると思います。コロナの影響でそれぞれ大変かと思いますが、音楽を聴いて好きな場所、時間へジャンプしてください。
その選択肢の中に、 el:cidの楽曲を加えていただければ、これ以上嬉しいことはないです。
shigeta様、このインタビューを本当に有難う御座います!
TEXT: @Ryu and Kenshin (剣心) of JROCK'N'ROLL




