“Haikei, Daisuki na KIMIe。 Dare ka ni TEgami to Iu mono wo Kaku no wa Hajimete desu。 Saisho de Saigo no Tegami wo Kakimasu。 KIMI wa Oboete darou kedo, Hajimete Atta Toki no Koto。 Namida wo Misenagara Hisshi ni Egao wo Ukuru KIMI wa, Doko ka Sabishikute, Kirei de, Boku ga Ikitekita kono Sekai no mono to wa Omoenai hodo Sensai deshita。 Sore wa Atatakai Higishi no you na, Yasashii Harukazu no you na, Amagari ni Kakaru Niji no you de。 Boku no Ikiru Makkura na Sekai ni Mekumori to Iro wo Kureta。 KIMI ni Fureta Toki, Boku wa Hajimete Ikiteiru Koto wo Kanjiru Koto ga dekita。 Dakedo。 Itsushika Bokura wa Otona ni nari, KIMI to no Hibi wa Itsukaraka Nichijou ni natta。 Oshi Koroshita wazu no Makkuro na Uzu ga Sekai wo Nomikondeiku. Kurushite Kurushite, Itakute Karashite。 KIMI to no Omoide ga, KIMI to no Hibi ga Iro wo Ushinatteiku no ga tada dakara Kowakatta。 Dakara。 Boku wa Boku wo Owaraseru。 Mekumori ga Samenai Uchi ni。 Iro wo Ushiwa na Uchi ni。 KIMI wa Kitto Katte da to Boku wo Nonoshiru darou。 Demo Dare ka no tame ni Ikiru nante Kirei Koto, Boku ni wa Niawanai。 Boku ga Iro wo Ushinawanai Uchi ni, Mekumori wo Daite Ikitai。 Ikitai KIMI to, Ikitai Boku。 Shiawase no Mamori Kata wa Hitosujanai。 Kangaekata ga Chigau dake。 Daisuki na KIMIe。 KIMI wo Mamorenakute Gomen。 Boku ni Hikari wo Kurete arigatou。 Sakidatsu Boku wo Yurushite。 Keigu”
“拝啓、大好きなキミへ。誰かに手紙というものを書くのは初めてです。最初で最後の手紙を書きます。キミは覚えていないだろうけど、初めて会った時のこと。涙を見せながら必死に笑顔を作るキミは、どこか寂しくて、奇麗で、僕が生きてきたこの世界のものとは思えないほど繊細でした。それは温かい陽射しのような、優しい春風のような、雨上がりに架かる虹のようで。僕の生きる真っ暗な世界に温もりと色をくれた。キミに触れた時、僕は初めて生きていることを感じることができた。だけど。いつしか僕らは大人になり、キミとの日々はいつからか日常になった。押し殺したはずの真っ黒な渦が世界を飲み込んでいく。苦しくて苦しくて、痛くて辛くて。キミとの思い出が、キミとの日々が色を失っていくのがただ怖かった。だから。僕は僕を終わらせる。温もりが冷めないうちに。色を失わないうちに。キミはきっと勝手だと僕を罵るだろう。でも誰かのために生きるなんて奇麗事、僕には似合わない。僕が色を失わないうちに、温もりを抱いて逝きたい。生きたいキミと、逝きたい僕。幸せの守り方は一つじゃない。考え方が違うだけ。大好きなキミへ。キミを守れなくてごめん。僕に光をくれてありがとう。先立つ僕を許して。敬具”
“拝啓、大好きなキミへ。誰かに手紙というものを書くのは初めてです。最初で最後の手紙を書きます。キミは覚えていないだろうけど、初めて会った時のこと。涙を見せながら必死に笑顔を作るキミは、どこか寂しくて、奇麗で、僕が生きてきたこの世界のものとは思えないほど繊細でした。それは温かい陽射しのような、優しい春風のような、雨上がりに架かる虹のようで。僕の生きる真っ暗な世界に温もりと色をくれた。キミに触れた時、僕は初めて生きていることを感じることができた。だけど。いつしか僕らは大人になり、キミとの日々はいつからか日常になった。押し殺したはずの真っ黒な渦が世界を飲み込んでいく。苦しくて苦しくて、痛くて辛くて。キミとの思い出が、キミとの日々が色を失っていくのがただ怖かった。だから。僕は僕を終わらせる。温もりが冷めないうちに。色を失わないうちに。キミはきっと勝手だと僕を罵るだろう。でも誰かのために生きるなんて奇麗事、僕には似合わない。僕が色を失わないうちに、温もりを抱いて逝きたい。生きたいキミと、逝きたい僕。幸せの守り方は一つじゃない。考え方が違うだけ。大好きなキミへ。キミを守れなくてごめん。僕に光をくれてありがとう。先立つ僕を許して。敬具”
